3月21日(土)22日(日)「富山の地酒新酒披露きき酒会」@富山国際会議場

3月21日(土)、22日(日)富山国際会議場にて「富山の地酒新酒披露きき酒会」が開催されます。
富山県内で現在酒造りを行っている酒蔵18蔵が勢ぞろいし、参加費1,200円で蔵元自慢の新酒等70~80種類をきき酒できます。富山県内の酒を飲める機会は本当に少ないので、是非ともお越し下さい。各蔵元の蔵人と会話も出来る、楽しいイベントです。

「富山の地酒新酒披露きき酒会」
日時:2015年3月21・22日(土・日)、11:00~18:00
場所:富山国際会議場
入場料:1,200円(ミニぐいのみ付、予約不要)
当日販売も致します。

(当蔵販売員)岩瀬(新)、岩瀬(由)

踏み込み粕

番犬マボが気の向いた時に寄稿するというブログ「まぼ日記」。
年もかわり、酒の仕込みも活気づいてきた今日この頃。
だんだん酒の搾り作業も日に日に増えてきました。
ということで、今回は酒粕(漬物用)の製造方法をご紹介しましょう。
業界の方なら見慣れた光景かもしれませんが、知らない方も結構
いらっしゃるとのこと。
酒を搾った直後は、板状となっています。
といっても、詳しく説明すれば粕が板状になる搾り機で搾っているから
でして、搾る機械によって板状、豆腐のおからのようなポロポロ状のもの、
しっとりとしたもの等があります。
(今回は一般的な板状のもので説明)

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※できたてホヤホヤの板粕。乳白色でホワイトチョコのよう。
この搾ったばかりの板粕を大きな容器に敷き詰め、上から人間が
ドスドス踏み込むわけです。
すると板粕の隙間がなくなり粘土のように固く一つの塊のようになり、
それを密閉夏くらいになるまで放っておくと自然とペースト状になります。

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※衛生面に気をつけてとにかく“踏み込”む。地味だが結構大変な作業。この工程を怠ると空気が残ってしまい、酒粕の価値が下がってしまうことも。
はい、たったこれだけ!
ペースト状になった酒粕は文字通り「踏み込み粕」と言われています。
他の呼び方では「奈良粕」「練り粕」と言うところもあるでしょうか。
板粕は一般的に甘酒や粕汁、そのままオーブントースターで焦げ目が
付くまで焼いて食べるのが一般的。
踏み込み粕は野菜や魚の漬物が一般的で、美味です。

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※当蔵から販売している「踏み込み粕」。次回の発売は夏頃となります。
踏み込み粕は簡単そうにみえて、踏み込む人にとってはとても大変な作業でして、
当蔵ではほんの前までは深いタンクに粕を入れて踏み込んでいました。
出来上がった踏み込み粕を掘り出すのが何と言っても重労働で、雪かきの
何倍も大変です(踏み込み粕はとても重い!)。
このような容器だと、作業する側も本当に楽ですね~。。。

今年の新酒の傾向・・・

もうバタバタしていて、ブログのアップが出来ずすみません・・・
しかしながら、仕込みは順調でして、事後となってしまったのですが大吟醸と純米の2種類、先日発売開始いたしました。

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しぼりたて新酒はこちら→当蔵直営サイト(47クラブ): http://www.47club.jp/24M-000022mhz
今年の味はかなり乗っています。
当蔵の傾向としては、搾った直後の酒はさっぱりとして多少線の細いところがあり、秋に近づくにつれ酒が熟成し美味しくなってゆく傾向にあるのですが、今年は搾った直後から何と「飲める!」。
 つまり、しっかりとした味わいが感じられるという意味です。
この傾向、大吟醸はもちろんですが純米吟醸でも同じことが言えます。

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他の蔵元も、結構(もろみが)溶けると言っていましたので、おそらく富山県の全体的な傾向かもしれません。
これから正月にかけてますますバタバタしますが、欠品してお客さまにご迷惑をおかけしないように頑張りたいと思います。。。。

仕込みの季節がやってきました

季節はもう11月。新酒の仕込みがやってきました。
もちろん当蔵でも仕込みを行っていますが、まだまだ仕込みの本数は少なく、只今はタンク4本目。

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※今年の酒母(もろみの前段階のもの)。この酒母は純米吟醸のものだが、とても軽やかでやさしい香り。
もろみの香りはすごく軽やかでさっぱりとしている感じです。
ということは…搾った酒の味わいもさっぱり軽やかになる傾向があり、夏を越すととても美味しくなるような酒が出来そうかもしれません。
今年は早めにお酒を仕込んだので、今年は若干早めに新酒が出せそうです。

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※米を蒸す道具(=甑:こしき)で蒸しの最中。蔵の中が蒸気で立ち込め、前が見えなくなるほど。
例年は12月下旬でしたが、今年は11月下旬または12月あたまには発売したいですね~。
さて、今年の味はどうなるか、とても楽しみです。

5月20日頃、夏の涼み酒発売します

永らくご無沙汰しておりました。。。
GWも終わり、皆さんは如何お過ごしだったでしょうか??
さて、まだまだ肌寒いこの富山ですが、とっても空が澄み切って青いです。
その青をイメージさせるようなブルーの瓶に入ったお酒をご紹介します。
幻の瀧 純米吟醸 夏の涼み酒 720ml です。

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※清涼感あふれる顔。価格は1、575円、冷やしてお飲み下さい。
このお酒は今シーズン、2月頃に搾った純米吟醸を3ヶ月程熟成させて瓶詰めします。
まだまだフレッシュさとあどけなさが残る、とても華やかな味わいの純米吟醸酒です。
この夏の涼み酒は今月5月20日より、一般に発売します。
5月から8月初旬まで発売します(在庫がなくなったら今年の販売は終わりです)。
当蔵のネットでも販売しますので、皆さん乞うご期待です!