「酒蔵の塩麹」発売しました

ついに、というか満を持して当蔵、塩麹を新発売することになりました。
その名も「酒蔵の塩麹」(ベタな名称ですみません)。

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※「酒蔵の塩麹」 ひと味違います!
150g 小売価格 525円(税込)

一般的に流通している塩麹とどの点が異なるか、と申しますと・・・
やはり酒蔵が作った麹ですので、『清酒用の種麹を使用している』という点であります。
通常種麹は清酒用と味噌醤油用で、使っている種麹は異なっています。
おおまかにいえば、味噌醤油用の麹はタンパク質を分解する酵素の力(プロテアーゼ活性)が強く、清酒用の麹はデンプンを分解する酵素の力(アミラーゼ活性)が比較的強いといえます。(なんのこっちゃわからん、かもしれませんが)

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※種麹が入っている袋。全国に「清酒の種麹を売っている麹屋」さんは数少ないが、そこに注文し純粋培養させた麹菌を購入。麹の作り方については話せば長くなるので、機会を改めて説明(予定)。
清酒用の方がどちらかといえば「おとなしめ」な麹でありましょうか・・・
その清酒用の麹の中でもさらにいろいろな種類の麹があり、当蔵では大吟醸用に使っている種麹を使っていますので、できた麹米はとても品があるように思われます。
で、お味は…といえば塩は出来るだけ控えめ(醤油や味噌と同じくらいの塩分濃度)で奥行きのある風味です。ガツンという強い味ではなく、品ある奥ゆかしく味わい、つまり米麹の甘みと塩分が見事に調和していると言えます。
この塩麹ですが、通常塩を用いる場面で使って下さい。
塩麹はこれまたざっくりとですが「塩」と「ブドウ糖」と「アミノ酸」が一つになった万能調味料ですので、塩を単独で用いるよりも味わいに深みがでます。
(米麹にはデンプンをブドウ糖に分解する酵素、タンパク質をアミノ酸に分解する酵素が含まれています)

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※出来上がった米麹。状貌がおしとやかで、実際食べてみるとすごくやさしい味。色白で本当に「和服美人」のよう。
つまり、塩ばかりでなく砂糖や化学調味料などをほとんど使わなくて済む(あるいは使う量が少なくて済む)というスグレモノですので、塩麹を使ったことのない方も是非とも当蔵の塩麹を一度試してみられてはいかがでしょう。
(通常の味噌屋さんや麹屋さんで作ったものとは味に違いがありますし、スーパーで売られている乾燥麹を用いてご家庭で作ったものとも違いがあります)
大好評発売中ですが、お近くに「幻の瀧 酒蔵の塩麹」が見当たらない場合は当蔵にても直接販売しております~。
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