先日、地元富山で頑張っていらっしゃる業務用(特に病院給食など)の卸、ニッショク㈱の宮崎社長にお会いし、お話を伺ってきました。
(ニッショク株式会社:富山市上冨居2丁目4-57)
※笑顔でいろいろ経営哲学を話してくださる宮崎社長。社長のお話、本当に勉強になります。
食品卸の業界は目まぐるしいほど競争が激しく、安売り競争が激化しており、利益もなかなか出すことができないと言われています。
しかし、ニッショクさんはその中で高付加価値商品を提案、毎年右上がりの成長を続けておられます。
宮崎社長いわく、全ては社員教育にあるとのことでした。
社長が若かりし頃、値段を下げて食品を販売されていたらしいのですが、それでは生き残ってはいけないということで一念発起、しっかりと粗利を残す商売に切り替えられました。
そこで得た利益を社員教育に使い、全てがキチンと出来るようにされたとか。
一例を申しますと・・・
・営業車は毎日洗車すること。
・営業車は車置き場でも決められた位置にセンチ単位ずれることなく置く。
・電話の仕方、会釈の角度、机の中の持ち物等の統一
・手の組み方(社内と社外等でも組み方が違う)
・食品に対する勉強会、料理セミナー等を頻繁に行う。
まだまだこれはほんの一例で、来社されたお客様の好み(お茶が好きかコーヒーが好きか、コーヒーならミルクや砂糖は付けるか否か)まできっちりと記録されています。
値引き値引きが主流のこの食品業界ですが、ここまで何から何までキチンとされていると、確かに商品自体の商品価格は安くはないとのことですが、お客様は商品に対して安心感をお持ちになりニッショクさんのファンになるのだということです。
そして全国から同じ業界の経営陣の方や他業種のトップの方などが毎年売上を伸ばしていらっしゃるニッショクさんの会社を見学しにおいでになり、皆さん感心して帰られるそうです。
一人の私のような若造に宮崎社長はご自分の全てを語ってくださいました。
私は何をやれているのか… 自分のことばかり考えて人に対して何か貢献しているのか、改めてですが常に自分に問いかけ、頑張っていきたいと思います。
宮崎社長、どうも貴重な時間を作って頂き多くのことを教えて頂き、どうもありがとうございました。